2010年08月10日

辰野町職員が施設使用料347万円横領 懲戒免職に

辰野町は9日、町教育委員会の課長補佐級男性職員(56)が体育施設やパークセンターふれあいの使用料約347万円を横領したと発表した。町は男性職員を7月30日付で懲戒免職処分とし、矢ヶ崎克彦町長と林龍太郎副町長、古村仁士教育長の給与をそれぞれ10%2カ月減給、教育次長の給与を10%3カ月減給、総務課長を訓諭処分とした。男性職員について、矢ヶ崎町長は「全額被害弁償し、事実を認め反省している」などとして刑事告訴はしない。

 町によると、男性職員は昨年5月から計38回にわたって施設利用者から徴収した使用料を横領。まちづくり政策課が前年度までの使用料入金額と比較して少ないことを指摘し、町が調べたところ金銭出納帳と入金額が一致しないことが分かり、男性職員が横領を認めた。

 施設使用の申し込みと利用料徴収は、町開発公社の解散を決めた昨年4月以降、町教委が担当。受付窓口をパークセンターふれあいに置き、常駐の町臨時職員が申請書と使用料を受け、町教委の体育施設担当者に不定期に現金のみ渡すのが慣例となっていた。 男性職員は業務で同センターを訪れたついでに現金を預かり、町教委担当者に届けず横領する手口を繰り返していた。横領した現金は保証人となっていた知人の借金の返済に充てていたという。

 これまで受付時の使用申請書と入金額の照会は年1回、5月の出納閉鎖時だけだったという。町教委は「公社が扱っていた時は銀行が集金業務をしていたが、移管後は現金の入金、チェックの体制整備が不十分だった」としている。

 矢ヶ崎町長は「町民の皆様に大変ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げる。今後は公金管理のより厳しいチェック体制をとり、職員の倫理観向上にも努める」と陳謝した。

 町は9月定例議会に特別職の給与に関する条例の一部改正案を上程し、議決を得て同月から処分を適用する。 (長野日報)

上伊那郡辰野町は9日、町教委の男性教育次長補佐(56)が今年5月まで1年間、町内体育施設などの使用料計約350万円を横領していた、と発表した。町は7月30日付で懲戒免職処分とした。被害額は全額弁済されており、刑事告訴はしない方針。

 町によると、元補佐は、多目的施設「たつのパークセンターふれあい」受付で徴収した同施設や町内体育施設の使用料を町会計室に届けず、計38回にわたり着服した。会計室に届けるのは別の職員の役目だが、元補佐が代わりを申し出ていたという。

 5月初旬、施設の使用料収入が前年より少ないと庁内で指摘があり、出納帳の記載と実際の入金額も一致しないため町が調査。同月下旬に元補佐が横領を認めた。町の調査に「知人の借金の保証人になり、返済に困っていた。返すつもりだった」などと話したという。

 役場で記者会見した矢ケ崎克彦町長は「深くおわびします」と陳謝。監督責任を問い、町長、副町長、教育長を減給10%(2カ月)、教育次長を減給10%(3カ月)、総務課長を訓諭処分とした。弁護士による「倫理研修」を行い、再発防止に努めるとした。(信濃毎日新聞)

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ふう、困ったものです。
 
posted by Shingen at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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