行政に長年携わったノウハウと経験を生かして町や住民活動を支援しようと、辰野町職員のOBが中心となり、社団法人の設立に向けて準備を進めている。施設管理や作業受託など行政や住民ボランティアでは手掛けるのが難しい分野を補完して、地域貢献を目指す。代表理事の小沢睦美さんは「子育て中の母親をはじめ、民間企業での就業が難しい人たちに働く場を提供したい」と話し、就業支援も視野に事業を展開する方針だ。
団体名は「TPA(ティーパ)」。辰野町プロモートアソシエーションの略で、町振興、活動の促進、企画、事業計画などを助けて振興させるために、共通の目的を持つ人たちが自発的に作る集団―との意味を込めた。
主な事業としては、町の収入につながる小売販売事業や▽施設管理・運営の受託▽町の活性化▽快適なまちづくりに貢献する活動など。町民のニーズを吸収して具体的な事業計画を固める。
事務所は、同町荒神山公園内のパークセンターふれあいの一部を借り受ける予定で運営は会費制を考えている。今後は賛同する町民にも入会を呼び掛けていく。
町職員OBといえば、これまで定年退職後は臨時職員として荒神山公園の管理にあたったり、地域で草刈りや水路清掃など有償ボランティアを依頼されるケースが多かった。法人格の組織化することで「活動の幅を広げたり、信頼感が高められる」として、「営利、収益より町や町民のためになることを重点に事業を行いたい」(小沢さん)と意欲的に話す。今月内には法人格取得の申請をし、正式発足したい意向だ。(長野日報)
ううむ、なぜ今社団法人なのだろう?公益認定を受けなければこれから立ち上がる社団法人はすべて一般社団法人なので株式会社となんら変わらないのに。
裏に何かあるぞ。