2010年08月10日

辰野町 社団法人に貸し付け議案「拙速」と修正案 本会議可決

 9日開いた辰野町議会臨時会に町側が提出した本年度一般会計補正予算案に対し、一部町議が修正案を提出、賛成多数で可決された。町側が提出したのは、町内の一般社団法人「TPA(ティーパ)」が手掛けるたばこ販売事業に町が1100万円を貸し付ける議案。同法人は町職員OBらが同日付で設立し、たばこ販売のほか町内施設の管理などをする。町はTPA関係の議案を今後提出するかは「検討を重ねる」としている。
 この日の本会議では町側が貸し付ける議案を含めた補正予算案を、一部町議は1100万円の貸し付けを削除する修正案をそれぞれ提出。総務産業建設常任委員会は町提出の原案を可決したが、本会議は修正案を可決した。修正案を出した町議は「説明が不十分で拙速。十分な時間をかけるべきだ」と指摘している。
 町では、たばこ販売事業を行っていた町開発公社が5月に解散。町は指定管理者を中心に引継ぎ先を探したが「ことごとく断られ、(同法人に)お願いした」(矢ケ崎克彦町長)と説明している。(信濃毎日新聞)
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ほら出てきた。
どうして町が一般社団法人へ融資するんですか?
一般社団法人って、登記さえすれば成立する法人で、誰でも作ることが出来るんですよ。
つまりは株式会社と同じなんです。
もし上記の議案がすんなり通ってしまったら、私も一般社団法人作りますよー。
そして町に融資してもらいますよー。(まあ、これは冗談。)
一町民として言わせてもらえば、「銀行へ行って金借りて来い」ってもんですよ。
町も一体何を考えてんだか。町職員は所詮自分の金じゃないって感覚だからそんな議案を出して、委員会で可決したりするんだよな。
で、よくよく話を聞くと、この議案が提出されたのが8月7日(土曜日)で、8月9日の審議だそうです。
とんでもない話でしょ。
公益法人制度改革関連3法が可決され、2008年12月から施行されていることを国民のほとんどが知らないのを良いことに、一般社団法人とは何たるかを知らない議員らに、議案に対する予備知識も与えぬ不意打ち議案です。
しかもこの社団法人は登記申請中で未だ法人としては成立していないんですよ。それを町長が「ことごとく断られ(同法人に)お願いした」って変でしょ?たばこ事業を引き継ぐために法人を設立したと説明すべきなんじゃないですか?
今回の件をきっかけにたばこ販売に絡むお金についていろいろ知りたくなりました。
調べてみます。
posted by Shingen at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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